デザインレイヤビューポートの作成
シートレイヤビューポートには、1つ以上のデザインレイヤの完全なビューまたはクロップされたビューが表示されます。これは変更でき、元の図面は影響を受けません。たとえば、ビューポートのレイヤ表示設定やクラス表示設定の変更、別のレンダリングモードの使用、注釈と寸法の追加などを行えます（シートレイヤビューポートの作成を参照）。
デザインレイヤビューポートには、柔軟性を高める別の機能も用意されています。デザインレイヤビューポートでは、シートレイヤビューポートと同様、現在のファイルのデザインレイヤを完全なビューまたはクロップされたビューで表示できます。ただしシートレイヤビューポートと異なり、デザインレイヤビューポートには、別のファイルから参照デザインレイヤを1つ以上含めることができます。
またシートレイヤビューポートと同様に、デザインレイヤビューポート内でレイヤやクラスの表示設定を制御したり、レイヤやクラスの上書きを作成したりできます。ただしこれはデザインレイヤ上の図形であるため、デザインレイヤビューポートのビュー、縮尺、レンダリングモードはレイヤ上の他のすべてのものと同じです。2Dや3Dの描画ツールを使用すると図形をデザインレイヤに追加できますが、注釈はデザインレイヤビューポートに追加できません。
デザインレイヤビューポートは、Vectorworks Fundamentals製品のレイヤリンク機能に代わる機能です。現在のレイヤリンクは、加工＞変換＞ビューポートに変換コマンド（Vectorworks Design Suiteが必要）を使用して、デザインレイヤビューポートに簡単に変換できます（レイヤリンクを変換するを参照）。
ワークシート内で使用する検索条件およびスクリプトエディタで使用する検索条件では、デザインレイヤビューポートから項目を除外して、一覧表内に不要な重複が生じるのを防ぐことができます。
